ゴスロリファッションとは?
「ゴスロリ」とは、「ゴシック」と「ロリータ」の2つのファッションを混合させた日本独自のファッションスタイルです。

もともとロリータ系ファッションはアイドルなどが着用するファッションスタイルとしてかなり以前から存在しており、1980年代ころのアイドル全盛期時代に頂点を迎えました。
そこに1990年代に入ってバンドブームが起こり、中でもビジュアル系バンドという独特のファッションが流行してきたことで、以前よりあったロリータ系とビジュアル系が融合した新しいファッションが登場してきたのです。
ビジュアル系ファッションは男性が女性的なメイクをしたり、花や十字架などをモチーフにしたアクセサリーをつけたりといった方法がとられていたので、そこにロリータの持つフリルやリボンなどを合わせていったのがゴスロリというファッションの原型です。
ロリータもビジュアル系もファッションの発信場所が音楽であったことからゴスロリも音楽と非常に親和性が高く、いわゆる「バンギャル」としてインディーズバンドを追っかける女性たちの定番ファッションとなっています。
また日本独自の文化としてもう一つ大きいアニメ系にもこのゴスロリは浸透しており、有名なアニメキャラの衣装として採用されたものをコスプレとして着用したり自分流にアレンジしたりという方法もとられます。
ゴスロリファッションの代表的なブランドと特徴
ゴスロリファッションブランドの有名なものとして「Vivienne Westwood(ヴィヴィアン・ウエストウッド)」「DOLLY GIRL by ANNA SUI」「Innocent World」といったものがあります。
中でもヴィヴィアン・ウエストウッドは、英国発の本格派ゴシックのファッションとしてかなり高い人気となっています。
発祥は1971年に同名のファッションデザイナーが立ちあげたもので、もとは教師や主婦などとしてファッションとは直接的に関係してこなかった女性が、別のデザイナーと出会うことが出発でした。
ブランドが立ちあげられた70年代はビートルズやSEX PISTOLSなど反体制的なロックバンドが大ブームとなっており、パンクファッションを出発点としつつも英国の伝統的なクラシックファッションを合わせていったことが大人気のデザインになりました。
この反体制とエレガントの両端の融合は今もゴスロリの基本的思想として多くのブランドに影響を与えています。
一方でイノセント・ワールドのように思想や信条とは無関係に、よりロリータに近いファッションにちょっとしたゴシックをギャップ要素として取り入れるブランドもあります。
好まれる層・着回しや使い方
ゴスロリファッションを好む層として最も大きいのはやはりサブカル系と言われるティーンエイジャーたちでしょう。
20代~30代でもゴスロリを好んで着用する人もたくさんいますが、全体的な傾向として小柄で童顔な人がうまく着こなしているという印象があります。
ロリータ・ファッションがドールファッションという側面もあるので、「お人形さんのような服を着たい」という人が洋服だけでなくバッグやパラソル、ヘッドドレスといったアイテムを合わせてコーディネートしている印象が強いです。
また既存のブランドでは物足りず、自分たちで手作りをして理想のファッションにするという積極的な女性もゴスロリ愛好家には多く見られています。